【書籍紹介】夫と心が通わない カサンドラ症候群…
2025年06月06日 09:40
前回ご紹介の“アスペルガー当事者とパートナー”関連で、何十年ぶりかで漫画本を読んでみました。
日常のちょっとした場面で繰り返されるエピソード。
・パートナーから共感的反応が得られない
・第三者にはその辛さが理解されない
・むしろ第三者からも「贅沢だ」「我儘では?」などと悪く言われ共感が得られない
といった、カサンドラ症候群の辛さがわかりやすく描かれていました。
類似の書籍(カサンドラ症候群当事者とされる方の体験談)は多数みうけられます。『こんなに多いの?』と思えるほどです。
一方、原点となるローリー・レイトン・シャンピラ(「カサンドラ・コンプレックス」1988年)の翻訳本はまだ出ていないのか、みあたりませんでした。
精神科医療・心理臨床では、時々ブームのように特定の診断名が着目されたり、特定の診断を受ける人が一時的に急増したり…ということが起こります。
「カサンドラ・コンプレックス」についても冷静に・丁寧に見極めていく必要があるように思います。
本厚木・海老名のカウンセリング
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